作業をする際は、必ず保護メガネ、グローブを装着して下さい。
付属のマニュアルを熟読し、ご理解の上作業を開始しましょう。
今回は施工のデモンストレーション動画ではなく、操作方法の動画ですので全体が映るようにしました。
いくつかシチュエーションを変えて動画を作成しましたのでご参考になれば幸いです。
(1)MPSTをタンク内に10kg投入し作業を行ない、残り7kgぐらいかな?という感じで作業を再開したシチュエーションです。
タンク上部にあるグリーンのバルブを開放し、噴射具合が分かる様にドライの状態で噴射を開始しました。
ゴールドのメディアコントロールバルブでメディアの濃度を調整します。時計回りに締め込むと濃く、反対で薄くなります。
ホースからインナーノズルへ突入する際に、通路が細くなります、メディア濃度が濃すぎるとここをスムーズに通過出来ず、溜まって一度に沢山出たり、急に薄くなったりを繰り返してしまいます。
スムーズに通過出来る様、メディア濃度を最適にして下さい。
同時に、タンク内のシャフト先端にあるメディアの吸入口の周りのメディアはどんどん減っていきます。タンク内のメディアが多量に入っていれば周辺から自然に崩れて補充されていきますが、量が少ない場合は、動画の様にタンクを揺すってメディアをならす行為が必要になります。
噴射される音を聴いていただけると噴射具合が想像できると思います。
実際の作業時は、ホースが半透明の為、目視により、もしくは慣れてくるとホースに伝わる振動具合で、適切に噴射されているか判断できます。
この動画のシチュエーションである、7kgぐらいから開始して、5〜6kgになってしまうと、タンクを揺する頻度は多くなります。
(2)MPSTをタンク内に更に10kg投入し15kgのメディアが入っている状態で作業を再開したシチュエーションです。
(3)EB60をタンク内に10kg投入し作業をしたシチュエーションです。
How to EZ Blust準備編で流動性が良いと紹介した、平均粒径0.3mmのEB60ですと更に安定噴射が可能です。
(ちなみにMPSTは平均粒径0.2mmです)
噴射音を比べていただけると、安定噴射している事が良く分かると思います。
作業効率も若干上がっています。
デメリットはメディアが高価な事です、現在MPSTの倍の価格となっております。
逆に言うと、価格が半分のMPSTでも、ちょっとの工夫で遜色のない施工が可能と言う事です。
近い将来、EB60と同じ性能で、MPSTと同じ価格のMPHDというメディアを発売できる様、開発中です。
(4)MPSTを10kg投入し、5kg作業をし、その後1ヶ月放置、ひさしぶりに作業をしてみるシチュエーションです。
やはり、ダマになっているメディアが混じっています。
作業が出来ない事は無いですが、頻繁にタンクを揺する必要があります、この状態で使用し続けるとタンクを支える足の溶接部分にクラックが入る恐れがあります。
メディアの状態、量がいかに重要かがお分かり頂けると思います。恐らくお問い合わせ頂く方は、こういった状況になっている場合が多いのでは無いかと思います。
タンク内で固くなってしまっている場合は、一旦取り出して、金網等でダマをなくして頂く事が必要な場合もございます。
弊社推奨の専用メディア「MagicPowder」シリーズでもこの様な結果です、市販されている重曹では更に安定噴射は難しくなる事は想像頂けると思います。